【連載コラム/はじめてのイベント作り!】 第3回 「場所選びは、先手必勝!」

#コラム

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スポーツのイベントを作りたい! でも、どうやって作るか、分からない……。 そんな皆さんに、数々のマラソン大会を運営してきたイベント作りのプロが、成功の秘訣を明かすコラムです。

【回答者】

 

前島信一(マエジ)
株式会社アールビーズ 執行役員
長野マラソン、松本マラソンほかのレースディレクターを歴任
現在、フルマラソン完走に向けトレーニング中!

リピーターが生まれるイベントは、場所選びがキモ!

<イベント作りの流れ>

“イベントの場所選びも、みんなの集まりやすさ、が決め手です!”
スポーツのイベントを作る際、忘れてはならない“基本のキ”を知る、連載3回目のテーマは、「場所を選ぶ」。
数々のマラソン大会を運営してきたイベント作りのプロ、株式会社アールビーズのマエジこと、前島信一さんが今回も答えてくれます。

「地方であれば、広い駐車場のある市民体育館などが、集まりやすいですよね。都会も、公共交通機関でのアクセスが良くて、イベント後の飲み会やランチ会を開催しやすい、地域の体育館などに人気が集まります」
誰もが集まりやすい場所は、競技団体の大会や定例練習会など、1年前から使用が決まっているケースもあって、競争が激しいとマエジは解説する。

「そういう点で言えば、公立の小中学校の体育館や校庭は、市民向けに開放されているところが多くて、市民体育館よりも手軽に使用できます。でも、学校の体育館や校庭も、学校行事や地域のイベント、既存の団体などとの競争は避けられません。やはり、早め早めの予約が重要です」

 なるほど、先手必勝なのだ!

先手必勝に加え、マエジによれば、施設のルールを確認しておくことも大事だという。
例えば、受付が施設の窓口だけなのか、ウエッブ対応も可能なのかなど、同じ自治体内でも、スポーツ施設ごとに手続きが異なったりするからだ。

いざ施設が空いていても“受付ができない”などの悲劇は、確かに避けておきたい。

「どんなスポーツをやるかによりますが、ヨガやストレッチのセミナーなど激しく動かないものであれば、民間のパーティースペースのレンタルなどを探してみるのも手ですね」

料金は、公共施設よりも高くつくが、これなら直前でも、何とかなるかもしれない。
「屋外でのイベントでは、公道を占拠したり、通行の妨げになるようなことはNGです。お店や、空き地も含めた私有地への配慮も、もちろん必要です。イベントの途中で、大人数でコンビニへ立ち寄るような際は、お店にことわった上で、トイレを使うだけではなく、お買い物をするなど、社会人としてのマナーは最低限、欲しいですよね」

イベントの開催場所を探す際にも、参考になるのが、マエジもおすすめ、Doスポーツ支援の総合サイトarbeee.net。全国のスポーツイベント情報が集まっており、自分たちのイベント作りのヒントが、きっと見つかるはずだ!

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