【連載コラム/超入門 チーム作りのQ&A】 第2回 “今どきのチーム”って?

#コラム

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職場や学校を離れた、趣味の合った仲間。そんな仲間と、最高の休日を過ごしたい! でも、そんな仲間とチームを作るには、どうすればよいのか……? そこで、チーム作りの達人、前ラフィネグループ陸上部監督のヤスト隊長こと、株式会社アールビーズ木村泰人さんに、チーム作りのコツを聞いてみた。

【回答者】
木村泰人(ヤスト隊長)
株式会社アールビーズ
トップアスリートの指導でも定評のランニングアドバイザーにして、チーム運営の達人。

Q:“今どきのチーム”って、どんな特徴がある?

A:出入り自由、オープンなチームが増えています

「かっちり固まった、チームやクラブ」
そんなイメージは、時代に合わなくなっています。
顕著なのは、個人競技であるランニングクラブです。
10年前と今では、まるっきり状況が違います。
10年前に数百人規模のランニングチームが、今、会員数が10分の1以下になっていたりします。
「ひとつのクラブだけ」って、時代ではなくなりました。
今の人たちは、どこかのクラブに所属していても、別のクラブの練習会に出たり、気になるコーチの話を聞きにいったり、ひとつのチームで完結せず、どんどん“浮気”しています(笑)。
SNSなどで情報を拾えるので、練習会やオープンイベントは選び放題だからです。
なので、月会費いくらという運営も、合わなくなってきています。
1回いくら、というようなオープンなものが増えています。
1回だけもOK、出入り自由なオープンなクラブ……。
チームスポーツなどでは、もちろんキッチリした運営が必要な部分もありますが、人が集まる“今どきのクラブ”を作る際に、頭の片隅に入れておいてくださいね。

本日のキーワード1:「1回だけ参加でも、OK!」

 

Q:飽きずに続けるコツって、ありますか?

A:チームのオリジナリティを高めましょう!

ただ集まって、体操して、トレーニングして……。
これだと、参加した人は、すぐ飽きちゃいます。
主催している自分も、遠くないうちに、飽きちゃいます(笑)。
そこで必要なのは、オリジナリティです。
ランニングクラブを例にとっても、走る内容って、どこもそんなに変わりません。
ランのレベルが合っていれば、最初のうちは人が来てくれても、すぐに浮気されちゃいます。
オリジナリティのあるチームには、例えば、走る前のウオーミングアップに工夫がされていたりします。
しかも、その工夫に、ちゃんとした効果が備わっていれば、さらに、また参加したくなる理由になります。
上手く行っているチームのコーチや専門家を、ゲストに呼んでみるのもありです。
自分のスキルを上げる意味でも、それこそ、他とは違うチームの独自性になります。
そんな時に活用したいのが、Doスポーツ支援の総合サイト(arbeee.net)のサービスです。
arbeee.netには、チーム募集や、スポーツイベント情報、施設検索など、チームのマネージャーにとって必要な情報が詰まっています。
こうした最新のツールは、オリジナリティ溢れるチーム作りに役立ちますよ。

本日のキーワード2:「ゲストを、どんどん呼んでみよう!」

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